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 横濱プロバス俱楽部2025年 2 月例会 会員放談 林リツ子会員放談
                              2025年2月14日
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 病院退職後、現在は知人の眼科クリニックで週1回お手伝いをしています。
本日は、自己紹介と今話題になっている「アイフレイル」についてお話したいと思います。
1. 自己紹介                 アイフレイルガイドはここをクリック
   私は岩手県の出身で、当会入会紹介者の佐藤政男さんとは岩手の高校の同期です。8人
   兄弟の5番目で、当時一般的だった「集団就職」で上京しました。伯母の激励もあって
   「手に職を」と考え、働きながら看護師を目指しました。2年間は准看護師の学校、その
   後3年間は看護師の学校に通い資格を取りましたが、学生時代はとても楽しかった思い出
   があります。住んでいた当時の川崎は、空気は汚れていて、洗濯物もキレイにならないよ
   うな環境でしたが、仕事をしていて胸がワクワクしました。看護師になるまでは看護助手
   として働いていましたが、嫌なことは全くありませんでした。看護師資格取得の2年後に
   結婚して息子ができ今息子は沖縄にいます。
   勤務していた病院は、国道沿いにあり、交通事故の救急患者が多く、
  また、お産、公害患者、飛び降り、譫妄患者、消化器科患者もありで、インシュリンショ
  ック死もありました。振り返るとほんとうに色々な経験をしたと思います。総合病院でし
  たが、眼科が有名で毎日眼科外来
  300人以上、入院約100人でした。昭和40年頃の平均寿命は60歳、認知症の人も
  少ない時代でしたが、脳梗塞の患者さんが点滴液を飲んだケースもありました。
  また、私が30代の頃のことですが、喘息で糖尿病の救急患者を大学病院へ転送する車内
  で、血圧低下が起こり、クロスチェックなしで緊急輸血をしたこともありました。患者さ
  んは何とか退院でき、よく覚えているケースです。
  また、看護師2,3年の頃のことですが、昔の消化器検査はバリウム専門で検査後の排
  便困難なケースがありました。2日間かけて自分が摘便して全部出したこともありまし
  た。本人も2,3年たっても喜んでくれていて、役に立ってよかったと思いました。看護
  師の喜びです。
  当時は入院患者にヘルパーや家族の付添もありましたが、今は厳しい看護師配置基準が
  あって、すべて看護師が担当する時代です。
  20代、30代が過ぎ、43歳で総婦長(現在は看護部長)になり、マネジメント業務
  が中心となりました。人事、教育、経営全般を担当しましたが、ドクターとの調整が一番
  厳しく、今でも医師との連携は大変だと思います。
  看護師確保については、200床から300床の病院は厳しく、毎年地方へ出かけて1
  0数名採用し教育する必要がありました。看護学校も兼務して教育を担当しましたが、採
  用した看護師も数年で転職するので、毎年ほぼ同数採用し教育を行いました。最近は看護
  職も各種分野で活躍しており、現在も看護師不足は続いています。
  私は、社団法人川崎市看護協会設立以来、20年間協会の活動もしています。市のレベ
  ルで協会があるのは全国唯一で、病院はじめ他の団体との連携や全国看護連盟の仕事もし
  ています。
  個人的なことでは、社会人大学で教育学を勉強し、米国での3週間の教育研修にも行き
  ました。そこで「すべての人の人権尊重と生命の尊重、そして最後は一人で旅立たせな
  い、旅立ちに付き添う」ことの大切さを学びました。
  65歳で病院を退職、70歳まで介護施設に勤務、70歳から77歳まで小規模病院に
  勤務しましたが、ちょうどコロナ蔓延時で、看護・介護業務はじめ、人事管理、教育、相
  談など毎日緊張の連続でした。
  こちらも77歳で退職しましたが、頼まれて眼科クリニックに週1回勤務しています。こ
  の関係で今話題の「アイフレイル」の話を後ほどします。
  70歳代まで生きてきて、川崎市社会功労賞や神奈川県看護賞をいただき、さらには天
  皇陛下の前で勲章もいただきました。長く健康で仕事を続けられた結果であり、家族にも
  恵まれ、夫の援助もあったからと思います。皆さんのお陰で70年も仕事をできたことに
  感謝いたします。2.アイフレイルについて(配布資料参照)
   ・アイフレイルは、加齢に伴う目の機能低下です。
   ・フレイル予防で「健康寿命」をのばしましょう。
   ・定期的な検査(眼底検査、視野検査)をしてアイフレイルを早期発見しましょう。
   ・視覚障害の原因疾患は、緑内障が1位です。
   ・高度な視機能障害は、健康寿命を短くします。
   ・人生100年時代、良好な視機能の維持が大切です!
  今勤務中の眼科クリニックで相談が多いのは緑内障で、これが40歳以上の失明の第一原
  因です。早期対応が重要で、投薬が効きます。視野が回りから欠けてきたら注意が必要
  で、運転外来というのもありますので早めの対応が重要です。こちらの皆さんは元気にし
  ておられますが、病院の外来は目の障害のある方でいっぱいです。
  アイフレイルに注意して、人生100年時代、いつまでも健康で自立した生活をしてい
  きたいと思っています。
3.告知について
  最近知人を肝臓癌で亡くしました。家族とは別居していて、「家族には『あと2年の命』
  とは言わないでほしい、財産も家族には残したくない」と本人は言っていましたが、あっ
  という間に亡くなりました。告知を家族と本人のどちらを優先するか?難しい問題だと思
  っています。
  知人のケースは家族への告知を優先していたようで、考えさせられるケースでした。周り
  の人も本人も満足することが大切で、一人で旅立つことは良くないと思います。
  私がケアマネージャーをしていたグループホームでも8割は認知症でしたが、その人に
  とって何が一番大切かどう生きていくのかが重要だと思います。
  病院時代でも介護施設でも人事・採用・経営と、看護業務だけでなく全体のことを考え
  て仕事をしてきましたが、介護施設で「看護師さんがいるだけで安心」と言われると本当
  にうれしかったです。

  これからも皆さんのご協力、ご支援を得て、心身の健康を維持し自己研鑽・勉学(学
  び)を続けていきたいと思っております。